英国王室とジュエリー ~英国王室御用達ジュエラー Garrard(ガラード)~

2014/04/30 Written by

英国王室御用達ブランドはさまざまな分野に及びますが、もちろんジュエリーの分野にもあります。その一つがGarrard。ウイリアム王子がキャサリン妃に婚約指輪として贈ったサファイアのリングは故ダイアナ妃の婚約指輪だったものですが、こちらを製作したのが世界でも最も古いジュエリーブランドのひとつといわれるGarrardです。


1398743588-831763_2

1735年創業とされるGarrardは、それまでも英国御用達でありましたが、1843年ヴィクトリア女王により戴冠用宝飾品を作るクラウンジュエラーに指定され、現在のエリザベス二世に至るまで歴代英国王の王冠を製作、補修しています。

その他にもロンドン塔に保管されている世界最大のダイヤモンドがついた王杖や宝珠、王冠などの伝説の宝飾品の管理を任されているのもGarrardです。ロンドン塔のジュエルハウスは私たちも入って見学することが出来ますので、ロンドンに行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。

Garrad本店は、Albemarle Streetアルベマールストリートにあり、一般の人々もジュエリーを購入することが出来ます。近年ではミック・ジャガーの娘ジェイド・ジャガーをクリエイティブ・ディレクターとして迎え、ウィングのシリーズなどを発表していました。


1398743588-831763_3

私が見つけたのが、Garrard製オパールのクレッセントブローチ。オリジナルケースには、TO THE KING, TO THE CROWNとあるので、ヴィクトリア女王の時代のあとのエドワード7世時代(1901~1910)のものと思われます。ヴィクトリアン中期からエドワーディアンと呼ばれるこの時代には天文学が発展し、クレッセントやスターバーストといったデザインが流行しました。

さすがにオパールは小さな粒まで美しく、赤い光(ファイア)が見られます。その隙間には極小ながらも光の強いローズカットダイヤモンドが埋め込まれており、オパールが月の不思議な色のようなら、チカチカっと光るダイヤは夜空の星を連想させるポエティックで素晴らしいブローチでした。

世界最古といわれるジュエラーですから、まれにGarrardのアンティークジュエリーに出会えることもあるのです。そんな幸運に恵まれると、アンティークはやめられませんね(笑)!知れば知るほど物の価値や意味が分かってくる推理小説のような面白さが、アンティークにはあります。


Photo&Text:
ジュエリースタイリスト、Antiques Violetta取締役。
青山 櫻

おすすめアイテム

  • イングリッシュブレックファースト(リーフティー)
    イングリッシュブレックファースト(リーフティー)上品でまろやかな味わいが美味しいBrew Tea Co. の看板商品
  • スターリングシルバー 打ち出しフルーツバスケット
    スターリングシルバー 打ち出しフルーツバスケット英国スターリングシルバーの白く輝く、美しい打ち出しのバスケット
  • ビートン夫人の家政読本
    ビートン夫人の家政読本ヴィクトリア時代の家庭運営の手引書として作られた本の挿絵
  • 兵隊さんブローチ (テリア付属)
    兵隊さんブローチ (テリア付属)ブローチでおしゃれのワンポイントに
  • ジョンソンブラザーズのティーポット
    ジョンソンブラザーズのティーポットシンプルで美しく、耐久性ある堅牢なこのヘリテージホワイトシリーズ
  • ウェッジウッドのブローチ
    ウェッジウッドのブローチ彫刻のような精緻なレリーフが上品なジャスパー
To top ↑