1950年代以降、紅茶の宣伝に多く利用されたのがシリーズもののトレーディングカード。紅茶を購入すると1枚カードが付いてくる・・・、このような商法はヴィクトリア朝時代からありましたが、戦後の画期的な試みは、カードにテーマが…
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英国のアフタヌーンティーを想像するときに、皆さまが真っ先に思い浮かべるのが、ティーフードの乗った3段スタンドではないかと思います。別名スリーティアーズと呼ばれるこの商品は、実は20世紀近くなってから登場した比較的新しい茶…
英国陶工の父と称されるジョサイア・ウェッジウッドが1775年、発表したオリジナルのストーンウェア「ジャスパー」は、それまでにない美しさを持つ焼き物として大人気になりました。特に、代表的なペールブルーは「ウェッジウッド ブ…
こんなに面白いカップがあるんですね!多くの方を虜にするのが1930年代に大流行したフラワーハンドルのカップ。お花が持ち手になっているカラフルなカップです。 パラゴン社、エインズレイ社、メルバ社、ロイヤルアルバート社、多く…
紅茶をすくうためのスプーン「キャディスプーン」は現在も人気のティーアイテム。アンティーク品も1700年代後半のお品はよく市場に登場しますので、息が長い商品と言えるでしょう。 お茶がまだ高価だった時代、お茶とともに荷揚げさ…
ヴィネグレットというと、「酢」という意味になりますが、本日ご紹介する「ヴィネグレット」は「気付け薬入れ」です。昔の本を読んでいると、西洋の貴婦人は舞踏会の最中や、何かショックなことがあるとすぐに倒れたなんて記述がよく見ら…
1840年頃から英国に定着したアフタヌーンティーの習慣。貴族のご婦人が、朝食と夕食の間の空腹に耐えかね、お茶とバター付きのパンをつまんだことから始まったとされる午後のお茶の習慣は、ヴィクトリア朝中期になると中産階級者をも…
ヴィクトリア朝時代の英国では、植民地の開拓による茶栽培地の拡大、中産階級者の台頭、東インド会社の解散による茶の価格の自由競争の始まりなど、さまざまな要因により、紅茶の値段が急激に低下します。そして紅茶は国民全体の「日常飲…
ヴィクトリア朝時代後期~1940年代頃まで大流行した「紅茶占い」は、英国の紅茶大衆文化として今に伝わっています。ハリー・ポッターの「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の中でも、ハリーたちが魔法学校の授業で紅茶占いを学ぶ…